【短】流れ星に恋をした
俺はあの日以来…
時間があれば遠回りしてでも、あの花屋の前を通るようになっていた。
なぜそんなことをしているのか。
無意識に引き寄せられるんだ。
それでも彼女を見たことは一度もない。
あ…いたいな。
もう一度彼女に逢いたい。
いつしか、俺の心に明確に広がった想いがあった。
そういえば…
友達が『話したいとか、あいたいとか…仲良くなりたくなるんじゃね?』って言ってた気がする。
え…?
今…
俺は……
恋をしている?