【短】流れ星に恋をした
まず本屋へ立ち寄った。




同じ場所にまだある、同じ本を開いた。




あのときとまるで同じ。




違うのは、読んでも読んでも内容が頭に入らないということ。




とりあえず一通り読んだ……というよりは目を通した俺は、次に向かいのスーパーに向かった。




【本日パン4割引の日】




あのときと同じチラシ。




…………偶然?




いつしか俺の中で、何かが確信に変わっていた。




何かが…。
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