【短編】俺の彼女は宇宙一可愛い。
大学生になった今も、こうして度々会いに来るのだ。
……じゃないと、俺が耐えられねぇ。
ぎゅっと手を握ると、彼女が俺を見上げた。
上目遣い可愛すぎるな。うん。
そんなことを思いながらじーっと見つめていると彼女は怪訝そうに顔をしかめた。
ので、適当にごまかす。
「急にどうしたの!痛いよー?」
「いや、握りつぶせそうだなーと思って」
「えっ!ひどっ!?」
ぽかっと口を開けた彼女の間抜け顔にひとしきり笑うと、本日2度目のボティーブローが炸裂した。
照れると手が出る癖、なおした方がいいんじゃないか。
……いや、やっぱ、可愛いから、アリだな。