【短編】俺の彼女は宇宙一可愛い。

大学生になった今も、こうして度々会いに来るのだ。

……じゃないと、俺が耐えられねぇ。


ぎゅっと手を握ると、彼女が俺を見上げた。

上目遣い可愛すぎるな。うん。

そんなことを思いながらじーっと見つめていると彼女は怪訝そうに顔をしかめた。

ので、適当にごまかす。

「急にどうしたの!痛いよー?」

「いや、握りつぶせそうだなーと思って」

「えっ!ひどっ!?」

ぽかっと口を開けた彼女の間抜け顔にひとしきり笑うと、本日2度目のボティーブローが炸裂した。

照れると手が出る癖、なおした方がいいんじゃないか。


……いや、やっぱ、可愛いから、アリだな。

< 4 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop