Blue Snake
私はここで高校生という身分を隠して働いている。
それには様々な理由があるけど、その中の1つにこの店の店長である仁さんに惚れているからという理由がある。
仁さんは私より少し大きい身長で、たれ目。
ふんわりと優しく笑うところが大好きだ。
私は昔、仁さんに救ってもらったことがある。
仁さんに出会わなければ今の私はいない。
その恩返しをすべく、ここまで来た。
仁さんに彼女がいても私の気持ちは変わらない。
見てるだけで幸せだし、
仁さんの幸せが私の幸せでもあるから。
私は時計を見た。
時刻は0時過ぎ。
(あと1時間、頑張りますか)
気合いを入れ直して一歩踏み出した。