白い狐は出会いの季節

「やだ。」



「...。あ？」



口から零れた。


それは止まらなかった。



「やだ。」




「は？やだって何が？」




「嫌だ。」



「おい、人の話を」



「嫌だよ。」




「......おい、こいつ、おかしくなったぞ。」






「嫌だよ。」






「嫌なんだって。」






「まだ、だよ。」








「まだ終わりたくない。」










「嫌だ嫌だ嫌だ」




















「嫌だよ嫌だまだ終わりたくない終わらない何の為に？知らない嫌だよ嫌だ嫌だ嫌だってば嫌なんだよ真唯お願い助けて来ちゃダメだよ嫌だよ嫌だよ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だってばだから大丈夫助けてだれか誰だっていいお願いだって助け」