白い狐は出会いの季節





改めて倉庫内を見渡す。



曇天メンバーが倒れているのは倉庫の奥の方で、ギリギリ攻撃は届いていない。




良かった。



さっきまで入口付近に倒れていた男も、真唯が飛び退く際に一緒に連れていったみたいだ。





...。




「あれ?」





銃声激しい攻撃が続くなか、僕は目を疑った。




「花楓ちゃん?あれ?ん?」




いない。花楓ちゃんが。




さっきまでそこに居たはずなのに。



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