白い狐は出会いの季節
「え、えと」
今日はあまりにたくさんのことが起こる。
初対面の人にこれだけ会うのもそろそろ限界、頭がパンクしそうだ。
いや、初対面じゃない人もいる。
「え、えと十七夜、光さん?」
「ふふ、覚えててくれたんだね」
「うっわ」
「ちょっと!?声にでてるよ?!」
あれ、でもなんでこの人がここに?
「あーあーまたすごい顔になってるよ??考え事ー?まぁいいやそういうのは後にして、まずこっちの用済ませちゃうね」
十七夜さんは半分呆れた顔でため息をついた。