猫な私の甘い恋
変化を解く。柔らかい猫耳と尻尾が出てきた。

はぁ…魔力使わないってほんと楽。

早く涼花ちゃんの所行こ。

そう思い扉を開くと───

パシャ。

誰かに写真を撮られた。

「え?」

パシャ。パシャ。パシャパシャパシャ。

前を見た瞬間、地獄を見ている気がした。

男子が……群がっていた。(しかも盗撮してる。)

そして私は瞬時に扉を閉め再び更衣室へ入った。

な、なんなの?あれ。

頭の整理がつかなかった。

「麗さーん出てきてくださーい!」「お願いします!」「写真を1枚!」

男子達が私を呼ぶ。
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