猫な私の甘い恋
「え?」

「だって好きな奴が困ってるのに助けないなんて屑(クズ)以下だろ?」

なんか言い方が……うん。(世界の男子をディスってる気がしてならない。)

言葉を言い終わってから彪は立って私に手を伸ばしてきた。

「ほら。行こうぜ。」

「うん。」

ためらいなく彪の手に手を重ねて立つ。

「あ、さっき怒った時表だったけど大丈夫?」

「まぁ大丈夫なんじゃね?」

軽くないですかね…。

再び扉を開く。そこにはもう群がっている男子なんていなかった。

彪の効果が凄い。

改めて彪の偉大さを実感しながら自分の教室へ向かうのだった。
< 105 / 156 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop