猫な私の甘い恋
うわ、そんな人達の目を疑いますわ。

自分の身体をなんとか起こす。

「ほら。やりたいこと終わったでしょ。さっさと出てって。着替えるから。」

「うーい。」

更衣室の扉を開いて廊下へ出る。

あぁ…彪とキス、しちゃった。

でも、嫌じゃなかった。と、思う。

そう思いながら私は着替えへと集中するのだった。

          ○

俺が外へ出るとさっきのにこりず男子が沢山いた。俺が出てきた瞬間、周りの空気が凍った。

俺は気持ち悪い男子達に向かって言ってやった。

「何してんの?悪ふざけもいい加減にしろ。」

ピリピリとした雰囲気を醸(カモ)し出しながら。

「なっなんだよ!麗さんは彪だけの物じゃないだろ!」
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