猫な私の甘い恋
目の前の男子が言い訳をしてきた。

「は?俺のもんだし。だって俺達付き合ってんだよ?どうしようが俺の自由。なんか文句あんの?」

俺のその言葉を聞いて男子は退いた。

「いっ行こうぜ!」

他の男子にも声をかけ去っていった。

まぁ俺が居ればいい男子除けになるし付き合ってるって言ってもいいよな。

「はぁ、クラス帰るか。」

歩き始める。でも麗、大丈夫かな。そう廊下に言葉を残して教室へ向かうのだった。


~更衣室~

着替え終わった私は教室へ帰ろうとしていた。

……彪って本当は私のこと、どう思ってるんだろ。好き好きいつも言ってるけどなんか嘘っぽいんだよね。私の気のせいかな。でも、颯さんになんて言おう…。どちかと言えば強引だったしいいよね。

そんな軽々しくキスのことを考えながら更衣室を出た。
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