猫な私の甘い恋
「うん。隣。」

「は?」

また幻覚が……。

「今なんて言った?」

「隣って言った。」

「……変態。」

「何がだよ!」

「まぁいいや。とりあえず引っ越して。」

彪が隣に居るとか夜寝れないし。

「無理。あと今窓から麗見てるから。」

「うわ。キモ。」

「どうでもいいから早く来いよ。」

どうでもよくないんですけどね。

「分かった。」

私は彪にそう返事をして隣へ向かった。

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