猫な私の甘い恋
「ふ、なんで疑問文。」

あ、笑いましたね?笑いましたね?颯さん酷いです。

「亀が好きです!」

きっぱりと颯さんに伝えた。

「あ、そうなんだ?」

え、酷い。颯さんが聞きましたよね?

「うぅ…もういいです。」

シュンとうなだれた私をなだめるかのように颯さんが言葉を掛けてきた。

「ご、ごめんごめん。冗談だよ。」

本当に思ってます?

凄いネガティブになった私を必死に勇気づける颯さん。

「亀かぁ。可愛いよね。」

話、変えましたよね。まあもういいです。

「そうなんです!可愛いんです!」

颯さんの話に乗ってやった私優しい。
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