猫な私の甘い恋
猫が次に『ニャー。』と鳴いた時、私は真の真顔になった。

さあ猫さんはなんて言ったでしょう。それは、それは、『お腹がすいた。』でしたあ!……もの凄くどうでも良かったからそのまま置いてこ。

私は立ち上がり学校への道のりを確認して走ろうとして、

「ニャニャー!」

と言われた。

は?んなことするか。

「あげません!」

猫に怒鳴ってその場から立ち去った。

あいつが何を言ったかと言うと、『牛乳をくれ!温かいやつな!』と偉そうな口調で言ったので返り討ちにしてやっただけ。私悪くない。

ああー朝から機嫌悪いわ。

ひらりと宙返りをして、時間がヤバいことに気付き、

「わああああ!」

叫びながら走る私だった。
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