猫な私の甘い恋
そう言うや否や下に運良く転がっていた鉄の棒を手に取る。

「…覚悟しろよな。」

そう言われた男が少し後退る。けれどひるむことなく言い返す。

「はぁ?お前みたいな小僧1人で何が出来る。こっちは5人だぞ?」

「はっ!笑わせるな。俺を誰だと思ってる。」

幾らか強気な彪に恐れをなしたのかまた後退る。けれど男は他の奴らに言った。

「やれっ!」

と同時に一斉に彪に飛びかかる。けれども彪はそれら全てを交わし、

「雑魚が調子乗ってんじゃねぇよ。」

手際よく鉄の棒を回し、男達に攻撃を仕掛けた。その攻撃を諸に食らった男ら4人が倒れ込むようにして気絶する。そのまま彪は鉄の棒をクルクルと回しながら接近する。

「後はお前だな。俺は一番お前にむかついてんだよ。麗に手ぇ出そうとしたんだからな。その罪は重いぞ?」
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