猫な私の甘い恋
「うぅぅぅ。んんっ!はぁ…や、もう止めてよ…ひゃ!ど、どこ触ってるの!?」

また前やられたような事をやられている。服の中に手を突っ込んでいる彪の顔が前にある。

「え?身体。」

や、身体。じゃなくて。

「や、止めて……よ。」

「じゃあ麗が俺の事大好きって言ったら止めてやる。」

……いつもの余裕のある笑みを浮かべる。無邪気に笑う彪に嬉しさしか覚えなかった。

「? どうした。早く言えよ。」

「ひゃ!ちょっ…。」

も、もう少しで下着に届きそうだよぉ。

「ほら。」

「う、だ、大好きです。」

直後、スルリと手が服から抜けた。もう、いい加減にしてよ。心も身体も心臓ももたないよ。

「…まぁいいや。帰ろ。」
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