猫な私の甘い恋

私達は次の乗り物の前まで来た。

なにこれ。

さっきコーヒーカップを初めて見たときのような言葉が出てきた。
この乗り物はジェットコースターというらしい。くねくねした線路を沿って列車らしきものが凄い速さで通る。そして当然のように人間の乗っていた。

「「「キャー！」」」

真っ逆さまに列車らしきものが落ちる瞬間、みんなの悲鳴のようなものが聞こえてきた。

いや～これは流石にヤバいよね？

「なんであんな悲鳴みたいなのみんな出してるの？」

よく分からないので愛ちゃんに聞いてみた。

「遊園地が初めてってことはジェットコースターも初めてだよね。
そうだな…なんて言うのかな。高いところから落ちるとき変な感じがするの。ふわってね。
それが楽しい、気持ちいいって思う人もいれば嫌だ、気持ち悪いって思う人もいるの。
その気持ちを悲鳴でみんな表しているの。」

「ふ～ん。愛ちゃんありがと。」