猫な私の甘い恋
ついたら彪に手を引っ張られ、囁かれた。

「なんであいつらと楽しそうに話してんだよ。麗は俺だけと仲良くしてればいいんだよ。」

そう言い、手を放す。

あれ?まさかの彪がヤキモチやいちゃった?そういうところあるんだ。

「ほら。行こうよ。」

「「はい!彪様!」」

さっきとは大違い。彪は何気ない優しそうな顔で女子達に接していた。

「凄いよね。あの態度の換えかた。」

彪が女子のところに行った後、颯さんが横から言った。

確かに思いますよね。颯さんはよく分かってらっしゃる。

「本当。凄いですよね。」

見ると、彪と女子達が何処かへ歩いて行くので颯さんと一緒に私もついて行った。

         ○

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