猫な私の甘い恋
ぞろぞろとお店に向かう。

あ、なんか野次馬みたい。私、かき氷は知ってるからね?クレープの方が美味しいけどね。

ドアがない解放的なお店にお邪魔する。

うわ人多い!

私達が入る余地はなかった。仕方なくかき氷を注文し、外で待った。

「う~日差しが暑いね。」

愛ちゃんが少し苦い顔をして言う。

「うん~暑いね。」

私がふざけた返事を返していると、スタイルのいい男子達が歩いて来た。

あ。

私は思った。もう遅いな。と──

「よっ!また会ったな。」

いや、あんた絶対ついてきただろ。

「あっ!彪様!会えて嬉しいです!」

愛ちゃんは純粋だね。何も感じないみたい。
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