猫な私の甘い恋
私が思考を巡らせている間にどんどんみんなは懐中電灯を片手に洞窟へ入っていく。

「僕達の番だよ。麗ちゃん、行こう?」

「あ、うん。」

気が付けばもう順番がきていた。私達も洞窟へ入る。

ピチョン…。

水の滴り落ちる中、奥へ進んだ。

ちょっと怖いかも。

「あ~めんどくせ。」

はい。表でましたー。

片手で頭をかく彪。でも歩き続ける。

「いっそのこと止めちゃえば?表、知ってる私からすると吐き気がするんだけど。」

「う……麗に言われると悲しい。」

「あはは!」

私の発した声が洞窟内に反響する。

「ま、早く行こう?後ろの組が来ちゃうよ。」
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