猫な私の甘い恋
「では、麗さんに質問がある人は手を挙げて。」

「はい!」「先生!俺!」「俺も!」と、男子達の手がいっせいに上がり、先生と一緒に私もびっくりした。

「女子限定にするわ。」

「え~。」「マジか。」「先生それないわ。」

男子達のダメ出しが凄い…。私そんなに可愛い?まぁ猫譲りだからね。

少し質問に答えてから私は自分の席に着いた。
(ちなみに前から見て右の端の席だったよ。)

男子達がニヤニヤしながら私を見てくる。

き、気持ち悪い。モテるのも楽じゃないな。

そして、授業が始まった。

          ○

授業が終わって休み時間。

男子が私の机を囲んだ。

あー…学校を探検したかったのに…。まぁしょうがない。男子連れて行くか。

私は席を立った。クラスの外は私を一目見ようと必死の男子達であふれかえっていた。
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