猫な私の甘い恋
彪は颯さんと面と面で向き合った。

「いいよな?」

と、少し低い声で言った。

「じゃあこうしよう。2人で金魚を捕る。そして先に取れた方が麗ちゃんにプレゼントできる。どうかな。」

「その話、のった。(小声)」

あー月冴さんの次は颯さんですか。戦いもほどほどにしてよ。

ここから金魚すくい大会が始まった。

「あ、みんなは他回ってていいよ。僕達金魚すくいしてるから。」

「「はい!分かりました!」」

みんなはほぼ同時に返事をする。

私本当に思うよ。貴方達が家族なのかなって。

月冴さん、颯さん、彪、私以外は他の出店を見に行ってしまった。

開始早々に追い出すとか、どんだけ表、見せたくないんだよ。
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