猫な私の甘い恋
「んじゃ。俺他行くから。」

あ、月冴さん私にくれないんだ。(ちょっと期待してた人)

「おい待て!お前どうやって捕ったんだ?」

「んー。知らなーい。じゃな~。」

凄い適当だ~。

「あ~面倒。」

それ言ったら終わりですよ?

けれど浴衣の裾をまくり、再び金魚すくいをやり始める。

「どうしてそんなに頑張るの?別に面倒くさいならいいよ。」

私の為に時間を使ってくれている彪に言った。

「そんなことするわけないだろ?好きな奴の為に頑張るのは当然だ。」

うっ……。そんなこと、言わないでよ。恥ずかしくなるじゃん。

私は2人の金魚すくい見守った。私の為に一生懸命やってくれている2人を。
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