猫な私の甘い恋
超余裕の彪。もうやめてよ。身体がもたない。壊れる。(その前に変化が解けそう。)

「う~ん。こんな麗もなかなかいいな。」

笑顔で……そんなこと…言わないで。

「授業……始まる……から……!」

「あ、授業!そんなのあったな。」

なんなんですかその反応。

手を離す。身体が自由になった私が起き上がる。そしてうずくまる。

「あ~恥ずい。」

「ん?可愛いかったよ?」

「私の気持ちも考えなさいよ~。」

顔を上げると彪がいた。満面の笑みを浮かべて。すっごく嬉しそうだった。

「俺の知らない麗が見れてなんか嬉しい。」

そんな、輝かしい笑顔に吸い込まれそうで。

「早く行くよ!」

逃げた。
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