猫な私の甘い恋
私が考えていると彪が私の耳を触った。

「ひゃっ!」

くすぐったくて飛び上がってしまった。

「ん?これ麗の耳じゃないんだからくすぐったくないだろ?」

そう言い触り続ける彪。う~…くすぐったい!

「やめて!くすぐったいから!」

「え?じゃあこれ、麗……本物?」

頷く私。何故か戸惑う彪。

「んー…。」

信じられないらしく考え込む。そして───

グイッ。

「痛っ!」

私の可愛い猫耳ちゃんを容赦なく引っ張りました。

「お~!本物らしいな!」

「ちょっと!やめて!」

涙目になりながら彪に怒鳴る。
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