猫な私の甘い恋
○
『放課後、那佳(ナノカ)公園に来てくれないかな。話があるんだ。』
貴方に今日、そう言われた。
告白だったら、どうしよう。
こんな呼び出され方だと、思ってしまう。
私も話そうかな。
この気持ち。
~放課後~
私はいつも通り1人で帰っていた。
颯さんに何を言われるかドキドキしながら。
ひゃーヤバい。学校では言えないことって何だろう。ちょっと気になるな。
そう思いながら。
「ただいま~。」
誰もいない自宅に声が木霊する。
私は靴を脱ぎ捨てて急いで階段を上がった。