猫な私の甘い恋
ギュッ。

後ろから抱きしめられた。

「え?」

何故か安心出来た。颯さんの優しさが伝わってくる。

「麗さん僕、凄く嬉しい。ありがとう。」

「うっうん。別にい、いよ。」

けどちょっと恥ずかしい。

颯さんが私の前に立ち、手を握る。

「これからよろしくね!」

笑顔だった。

「うん!よろしくね!」

私も笑顔で言った。

彼氏と彼女かー。これからが楽しそうな予感。

私達は手をつなぎ、公園を後にするのだった。

          ○

次の日。私は委員会での自己紹介をしに、そしてどのような仕事をするのか聞きに行った。

彪が居るのか。なんだか気が引けるよ。
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