猫な私の甘い恋

「あ、颯さん！」

びっくりして声を上げてしまった。

なんか見たことある面々がいるなぁ。

「さぁ座ってよ。仕事の内容教えるから。」

笑顔が少々気持ち悪い彪に言われ、椅子に腰を下ろした。

「その前に自己紹介をみんなでしようか。」

各自、自分の席に全員が座ったことを確認しながう裏バージョンで言う。

「じゃあまず僕から。こんにちは。彪です。生徒会長が担当です。よろしく。はい次月冴。」

「え、俺か？」

「お前以外に誰が居んだよ。」

……表？いいの？

途中から表バージョンになり始めた彪を疑問にお思いながら月冴さんの自己紹介を待つ。月冴さんにみんなの視線が注がれる。

「つ、月冴だ。会計担当をやってる。よろしく。」