猫な私の甘い恋
即答してやった。

「ふ~ん。麗。お前、後で絶対後悔するからな。」

「そんなわけないでしょ!」

私の拒否の言葉を聞くと「じゃ、後でな。」と言い、彪は去ろうとする。

あんたなんかと後で会うわけないでしょ!

けれど、「あっ。」と言い私の方へ振り返る。彪は言葉を発した。

「絶対彼女に…俺の物にするからな。それまで待ってろ。」

そして再び校舎の方へと歩き出す。

自分の言いたいことだけ言って帰るとかあり得ない!絶対彼女なんかになってたまりますか!ま、いいや。私も帰ろ。

私も校舎へと向かうのだった。

         ○

私が校舎に戻ると、大勢の女子達に睨まれた。

こ、怖い。やっぱみんな彪のこと好きみたいだよ。彪が好きな可愛い子が沢山いるんだから私じゃない子にしてよ~。
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