【短】クリスマスヒロインは女王様!?
まさかそんなサプライズが待っているなんて微塵も思ってなかった私は、全身から花を飛ばして喜んだ。


しかし霧摩は更に予想外の言葉を続ける。


「さてと…妙子、オレに何して欲しい?」


「えっ?」


「言っただろ?1週間もほっといた責任とるって。だから何でも言って構わないから」


回想のカフェじゃなく、現在ホテルの部屋で私の目の前にいる霧摩に言われて、背筋が自然と伸びた。


霧摩はずっと私に構えなかった分、今日は私の願いを何でも聞いてくれるらしい。


だけど仕事を頑張って、更にこんな高級ホテルの予約をもぎ取ってくれた霧摩。
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