止まない雨はない
それで、今までのことを聞いて泣いた
お母さんたちがそこまでしてくれたなんて
私の本心に気づいていたなんて
-ギュー
双子たちを抱き締めた
「ママ、このひとだれ?」
ん?優太?
「…………優太と真理の父親だよ」
-ニコッ
「「パパー」」
優介の方に飛び付いていった。
あれ?そういえば二人が抱きついていかなかったな
最初に会ったとき。
二人はすぐに抱きついていくのに……
まさか……私が父親って言うのを待ってた?
なわけないか、まだ、2歳だもんね
「姉ちゃん、それでいいんだな」
「いいよ。私も本心はこれを望んでいたから」
本当は待ってた。優介が迎えに来てくれるのを
「真紀、結婚してください。真理も優太も幸せにする。
もちろん真紀も幸せにする」
「…………は……い」
ふぇっ……
「泣き虫」
泣き虫じゃないやい
「泣き虫にしたのは優介だもん。責任とってよね」
「(かわいすぎだろ!)はいはい」
-チュッ
そっと口を合わせた
「「ラブラブ」」
「よそでやれよな、まったく」
えへへ
これから幸せになる
よね?お母さんお父さん
見ててね!