【完】Sweet ♡ Love 〜あなたを想って〜
「誠は幸せだった?短い人生だったけど」







「千歳と死ぬまで一緒にいれただけで十分だった……。千尋にも会えたしな」








「……よかった。でもちょっと怒ってることがあるんだな〜」






「なんだよ」






「誠じゃなくて圭に!だってせっかく嫌なことを忘れてたのに思い出させたんだよ!?思い出して……欲しくなかった……」







「そうは思わねぇーよ俺だったら」







「えっ?」







「確かに忘れてる本人にとっては楽だよ。でも忘れられてる人にとっては苦痛だろ?」






「!」







「思い出して欲しくないと思いながら思い出してほしかったんだろ?」







「!!そんなことないもん!!」







「あっ、出た。千尋のうそ」







「嘘なんかついてないもん!!」







「うそついてる時はいつも語尾に“もん”がつくからな」







「!!」
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