いいかげん俺にしとけよ、先輩。(仮)





私だってそんなにバカじゃない



入谷くんのこの笑顔は好意から来てることくらいわかる



わかってしまうからこそ




「で、何の用なのよっ」



私は可愛げもなく突っぱねてしまう。



反射的に。


・・・思わず。




いくら私に入谷くんへの気持ちがないとしても、これはちょっと冷たすぎたかな、なんて毎回ちょっと後悔するんだけど





「でたー!先輩のツンデレ〜〜」




「・・っ、だから1ミリもデレてないって!」



入谷くんはいつもそんな風に可愛い笑顔で流してくれちゃう




「それで?私が呼ばれた、り・ゆ・う!!」




「あー菓子買って行こうかなーって」





・・・・・・はい?




「てことでコンビニ行きましょー♪」




お菓子?!




「そんなことのために呼び出されたの私?!」



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