大人スイーツと一緒に
「クリスマスの装飾を外すと一気にテンション下がりますよね…」
「そうだよね…」
後輩の意見に賛成で、クリスマスが終わると毎年のように気分が落ちていた私だったけれど今年は違うのだ。
クリスマスを満喫出来なかった分、湊と精一杯楽しもうと思う。
今日は早番だから午後からのチェックインが済めば夕方には帰れる。
早く帰りたいなぁ…。
待ち遠しくて焦る気持ちを抱えながら仕事に打ち込んだ。
そんな中、お客様のチェックアウトも終盤に差し掛かった頃に内線が鳴った。
「はい、フロントです。かしこまりました、ただ今、代わります」
内線に一本の電話がかかって来たと思いきや、湊からだった。
「先輩っ、彼氏さんから内線ですよぉ」
お客様が途切れたのもあって、後輩がニヤニヤしながら、ひやかすように伝えてきた。
「いたたっ」
私は照れ隠しの為に後輩のほっぺを軽くつねった。
「お待たせ致しました。ご要件をお伺い致します」
冷静さを取り戻しつつ、電話を受ける。
お客様が周りに居ないにしても、私用電話だと周囲にバレないように配慮する。
「そうだよね…」
後輩の意見に賛成で、クリスマスが終わると毎年のように気分が落ちていた私だったけれど今年は違うのだ。
クリスマスを満喫出来なかった分、湊と精一杯楽しもうと思う。
今日は早番だから午後からのチェックインが済めば夕方には帰れる。
早く帰りたいなぁ…。
待ち遠しくて焦る気持ちを抱えながら仕事に打ち込んだ。
そんな中、お客様のチェックアウトも終盤に差し掛かった頃に内線が鳴った。
「はい、フロントです。かしこまりました、ただ今、代わります」
内線に一本の電話がかかって来たと思いきや、湊からだった。
「先輩っ、彼氏さんから内線ですよぉ」
お客様が途切れたのもあって、後輩がニヤニヤしながら、ひやかすように伝えてきた。
「いたたっ」
私は照れ隠しの為に後輩のほっぺを軽くつねった。
「お待たせ致しました。ご要件をお伺い致します」
冷静さを取り戻しつつ、電話を受ける。
お客様が周りに居ないにしても、私用電話だと周囲にバレないように配慮する。