大人スイーツと一緒に
「えっ…?あっ、はい。かしこまりました」


電話の内容に驚いた私は、電話を切った後も動揺を隠せずにいた。


「どうしたんです、彼氏さん?仕事の連絡なら私でも良かったと思うんですよねぇ~」


後輩は聞きたくて仕方ないという様な顔つきで、うふふっと笑った。


「実はさ…これから近場のホテルにお泊まり行って来ます」


「うわぁっ、良いなぁ!羨ましいっ。と言うか、私用の電話は禁止です!皆にバラしちゃうぞっ」


「やめてーっ。声が大きいしっ」


私は口元に指を立てて、ふざけて絡んでくる後輩に「絶対に内緒ね」と言った。


残りの勤務時間は時計ばかりを気にして妙にソワソワしてしまい、仕事に集中出来ていなかったと思う。


そんな状況の中で、ミスをせずに終了して安心した。


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