大人スイーツと一緒に
この景色を、この時間をずっと忘れない。
湊はいつも優しくて、笑顔が癒されて、甘いものが大好きで、スイーツ男子の名が相応しいパティシエ。
先輩、同僚、後輩、どの世代からも愛される人。
特に後輩の女の子からは支持が多い様で…、思い出した、この間…。
「こないだ、今年入った新人さんが湊の噂してたよ」
「え?何て?」
「湊さん狙ってたのにショック。フロントの鬼には似合わないだって!」
私はふてくされた様に伝えると湊は笑った。
「笑い事じゃないでしょ?鬼って言われたんだよ!」
「ソレ、俺の噂じゃなくて美奈の噂でしょう?鬼じゃないから大丈夫だよ」
「何で笑うの?私は鬼って言われたのも、湊が狙われてるのも、どっちも嫌だ」
甘いムードぶち壊し。
夜景も台無し。
でも、どっちも嫌だったから。
「美奈は一生懸命頑張ってるだけだよね。美奈は後輩を育てようと、後輩がミスして怒られて泣かないようにしてあげてるの良く知ってるよ。
伝わらない人は美奈の気持ちが届いてないのかも」
湊はいつも優しくて、笑顔が癒されて、甘いものが大好きで、スイーツ男子の名が相応しいパティシエ。
先輩、同僚、後輩、どの世代からも愛される人。
特に後輩の女の子からは支持が多い様で…、思い出した、この間…。
「こないだ、今年入った新人さんが湊の噂してたよ」
「え?何て?」
「湊さん狙ってたのにショック。フロントの鬼には似合わないだって!」
私はふてくされた様に伝えると湊は笑った。
「笑い事じゃないでしょ?鬼って言われたんだよ!」
「ソレ、俺の噂じゃなくて美奈の噂でしょう?鬼じゃないから大丈夫だよ」
「何で笑うの?私は鬼って言われたのも、湊が狙われてるのも、どっちも嫌だ」
甘いムードぶち壊し。
夜景も台無し。
でも、どっちも嫌だったから。
「美奈は一生懸命頑張ってるだけだよね。美奈は後輩を育てようと、後輩がミスして怒られて泣かないようにしてあげてるの良く知ってるよ。
伝わらない人は美奈の気持ちが届いてないのかも」