天空の覇者
基地のパニックなど知る由も無い俺達は、たった2機でこの化け物退治にあたっていた。

"ズガガガガガガ〜ッ!"

最早プライドなどかなぐり捨てエデン砲を連射でぶっ放つ俺…

「コイツ…頭の回りの筋肉組織恐ろしいぐらい頑丈やな…いくらエデン砲でも単発射撃じゃ歯が立たねぇ」

ワンショット・ヒットマンの称号は、おさらばだな。

一体何発ぶち込んだか知らねぇ…

しかも怪獣の熱線は、至近距離を通過しただけでもその熱量で俺達の機体にダメージを与える。

損傷と自動消火の繰り返しでコクピット内は警告灯の赤い光に包まれている。

大隈のAー10もかなりボロボロになりながらも怪獣の背後に回り込む

「ジョーっ千里ちゃんお薦めの1t爆弾ぶちかますけん避けとれ」

大隈のヤツ…

遂にヤルか…

「くたばれ〜」

Aー10から放たれた総重量980kg炸薬量(火薬の量)280kgの爆弾が怪獣の残った首の付け根を襲う。

"ドカ〜ンッ!"

破壊力抜群の巨大爆弾は耳もつんざく大音響とともに炸裂した。
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