天空の覇者
巨大爆弾の直撃でほぼ真っ二つに千切れた怪獣だが断末魔の叫びよろしく未だ抵抗を止めない。

「クッソ〜まだくたばらんのか?あの化け物は…300番(1t爆弾の意)が直撃したってぇのに…」

大隈は歯ぎしりして悔しがる。

怪獣の残る首は一本

ほぼ反撃は考えんでいいが視界の悪さが、それを許さない。

「ジョー…俺もう弾切れ…後は任す」

大隈は、そう言って機体を翻すが俺の方も残る武器はミサイル一発のみ

「あんだけデカい爆弾ぶち込んでもくたばらん化け物に豆鉄砲みたいなミサイルで仕留めなイカんとか…何か絶望的やな」

俺が最後の一発をぶちかます為射点に付いた時断末魔に喘ぐ怪獣の苦し紛れの一発が大隈のAー10の右のエアダクトを直撃した。
< 102 / 404 >

この作品をシェア

pagetop