天空の覇者
この暴挙にも等しい行動は世界中の怪獣退治チームを動かした。

そして圧力に耐えかねた上層部は遂に折れた。

謹慎が解けた俺は真っ先にフォックスに駆け寄り

「アイツ…俺なんかの為に無茶しやがって…」

俺は胸に込み上げる熱い思いを抱き締めたまま

「おやっさん…いつものペイント頼む」

と居合わせたおやっさんに迷彩のカラーリングと尾翼のドクロのマーキングを頼んだ。

「フフ…世界中から憧れられるパイロットだからな…カッコ付けるのはお前の特権だ。それよりさっさと飛んでこい。お前の機体を…世界一の機体を整備するのは俺なんだからな…どんな機か知らんじゃ話にならん」

そんなおやっさんに急かされて飛び立った俺は久しぶりの空を楽しみつつ、俺を支えてくれる全ての人に感謝した。

〜〜〜〜〜〜〜回想終了〜〜〜〜〜〜〜
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