天空の覇者
「へぇ〜そんな事があったんだ…」

と言ったきり千里の顔が険しくなった。

「お…おい千里…どうしたん?」

俺は千里が俺の話を聞いて何を感じたのかさっぱり解らなかった。

「そのミハエルって人?アンタの為に処罰覚悟で上動かして世界まで動かしてアンタを現場に戻してくれたんやろ?なのに…何でアンタはスカイホェールの修理を上に言ったの?」

え…?

「し、仕方ないやろ…稼働機確保はチームに絶対必要なんだから…」

俺のセリフはイマイチ歯切れが悪い。

そんな俺に千里は胸の中に溜め込んでるものをこれでもかって吐き出して来た。
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