天空の覇者
ただでさえ爆撃の水煙で視界が悪くなってる時にいきなり怪獣のしっぽが目の前に現れたら…

「うわぁああああ〜」

レシーバー越しに悲鳴が聞こえて来る」

ヤバい…墜ちるなよ

なんせウチには予備の機体なんて無いんだから…

かろうじて失速寸前で持ち直し墜落は免れたものの…

「クソっ…原田っ平尾抜きでとどめを刺すぞ」

一次攻撃で背中にたらふくミサイルを食らった怪獣は潜航して逃げを企てている。

潜ってしまう前にとどめを刺さなければ…

「残り全弾ぶちかます。バランス崩して墜ちるなよ」

俺達は最後の攻撃に賭けた。
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