天空の覇者
「なるほど…それでは僕から質問だが…何故、怪獣は日本…しかも君らが管轄する九州近海に出ると思うかい?」

フフフ…柳瀬君、ビックリしてるな

「もしかして…その組織が、この辺りに秘密基地でも作ってるって言うのか?」

「ああ…十分あり得るだろ?ここら辺は温帯と亜熱帯の境目…動物の生存エリアの境目でもある。逆に言えば両方の動物を同時に研究出来るメリットもある」

「って事は…」

「ああ…組織の基地は沖縄にある」

僕がハッキリと言い切ると柳瀬君が随分怖い顔で僕を睨んでいる。
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