天空の覇者
しばらく歩いて大きな川の横の土手に腰を下ろした。

「いや〜風が気持ちいいね」

「こんな所に連れて来て何を聞かせるつもりだよ」

随分興奮してるな…

「アンタ…組織の目的も知ってるって口ぶりだったけど…」

「君達MK2は世界一過酷な出撃状況だろ?」

「ああ…敵の基地が沖縄にありゃあな…必然的にウチか台湾が直近の部隊だからな」

「君達の基地に配備されてる戦闘機は…君の腕からして見れば物足りないレベルらしいけど…一般的パイロットにとって性能的に満足いくものかな?」

「スカイホェールか…残念ながら出力が足りねぇ…旋回性も空戦能力も…満足してるパイロットなんて…まぁおらんやろ…まぁしゃあねぇわな…空自のお下がり機だからな…」

なるほど…これで説明し易くなったよ。
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