天空の覇者
「僕は君に最後の審判を頼みたいんだよ」

「な、何だと…」

さすがに驚いてるな

僕は2本目のタバコに火を点け

「僕は、ピースAの幹部だ。今さら誰かに責任を押し付けて逃げ回るつもりは無い。だけど、どうせ地獄に墜ちるなら…君の様な男に全てを託して地獄の業火に焼かれるのも悪くない…そう思ってる。君達を批判したのは日本は戦争…もしくは軍隊に批判的…と言うより病的に臆病な国だ。世論の声を利用して新鋭機導入を何としても水際で防ぎたかった。もっとも…実際あんなんじゃ時間稼ぎにしかならんがね…まぁ君達のやってる事を批判する資格なんて僕には無いんだけどね」

僕は、僕を…ひいてはピースAを裁く事を彼に委ねた…問題は彼がその重圧に耐えきれるか…だが
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