天空の覇者
"♪♪♪〜"

俺達が重苦しい雰囲気で向き合ってたら沈黙を打ち破るように着信メロディが聴こえて来た。


「もしもし…」

「やあ…大隈クンのリハビリは、あの程度で良かったかい?」

またしても有明 巧

「少々役不足だったがな…ところで何の用だ?」

「週末の予定を知らせとこうかと思ってね。希望としては海を見ながら食事したいもんでね」

随分余裕じゃないかよ

「こちとら自衛隊法をどうするかで頭が一杯でな…そこまで、まだ頭が回んねぇよ」

「う〜ん…それは困ったねぇ…彼らは土曜の昼には上陸するんだけどな…夜の海もなかなかいいもんだよ」

何が夜の海もなかなかいいもんだよだっつうの
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