天空の覇者
俺は沸き上がる衝動を押さえきれず千里を抱きしめた。

だけど…その先は…

誘惑にかられた俺だったが

千里を離し

「これで生きて帰って来る理由が出来たな…まぁ帰って来てもブタ箱行きだろうがな…」

そして千里を見つめ

「塀の中からお前にプロポーズしてやるよ。だから変な男に引っ掛かるなよ」

無理して笑った。

初めて心が通じ合ったのに…こうやって好きな事話す機会は二度と無い。

「柳瀬…アンタって不器用やね。普通そんなとこでプロポーズされて喜ぶ女やらおらんよ」

ははっ違いねぇ
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