天空の覇者
「グリスアップ(※稼働部への注油)さえすりゃそれでいいって機体ならメカも張り合いが無いからな」

俺らは乗らないからあまり解らないが…

「乗り手だけじゃなくメカにも人気がない訳だ…」

「そのくせ二十歳そこらのヤツらは残業の心配が無いからって絶賛しよる。これじゃメカのレベルが下がって肝心な時にパイロットが安心して乗れる機体が無くなっちまう…」

おやっさんは怪獣退治チームの未来まで心配してる。

「でもおやっさんは千里ちゃんには俺らの機体任せとるやろ。あれ愛弟子だから?」

早くも2杯目食い終わった大隈が口を挟む。
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