天空の覇者
「俺は千里にスカイホエールなんかの整備頼む気なんざこれっぽっちも無い。アイツだけだよ…本物のメカって言えるのは…」

おやっさんは千里に惚れこんでるらしい

「だけどなおやっさん…アイツは俺のフォックス飛行不能にしといてメイクばっかりしてんだぜ」

俺はアイツに対しての不満をぶつけた。

「今この場に居ない千里ちゃんの悪口なんか言うからジョーはモテないんだぜ」

大隈のセリフに遠巻きの女どもが頷く。

「千里が入隊した時、メンテナンスフリーのスカイホエールの整備にほっとした顔つきの新人メカの中でアイツだけだったよ」

「何が?」

「作業の面倒な高性能機に…ましてや操縦が荒いお前らの機体に興味を示したのは」

って事は

「メカの担当っておやっさんが決めた訳じゃねぇのか?」

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