天空の覇者
そして非戦闘員の救助要請の為、攻撃隊に連絡を取ろうと無線の周波数を合わせた。

「フフ…こうして敵味方に別れて柳瀬君と交信するのも悪くないな。加奈子…久しぶりに君のコーヒーが飲みたくなったな。入れてくれないか」

「はい」

指揮所の中央の席の傍らにテーブルを引き寄せ加奈子が入れてくれるコーヒーを待ちながらタバコに火を点けた。

ほどなく

「どうぞ巧さん」

「ありがとう」

簡単な会話を交わし熱いコーヒーに口を付け無線のスイッチを入れた。
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