天空の覇者
「なんだと…ウチのパイロットが空爆だと?もしそれがホントなら…怪獣退治組織の根幹を揺るがす一大事じゃないか…」

大島の言う通りだ。

自衛隊傘下の一組織が法律も憲法も無視して起こした愚行…

不祥事なんて生易しいもので済む訳が無い。

「つまり…千里も柳橋さんも…この事を知ってた?」

大島が険しい表情であたしを睨んだ。

「そう…完璧な整備で送り出してやったよ。だってアイツらにとっても、モンキラにとっても最後の出撃やけんね」

そしてあたしにとっても最後の仕事
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